日本の食材:わさび

「わさび」は前回の投稿で紹介したTeriyakiと同じく、そのままで海外で通じる今や世界的に有名な日本の食材になりました。海外で香辛料として使用される唐辛子などのように舌に刺激を与える辛さではなく、鼻に抜ける独特の香味・辛味が特徴のわさび。栽培には豊富できれいな水が必要なため、日本の豊かな水文化を象徴するような食材でもあります。

「西洋わさび(別名:ホースラディッシュ)」も同じくすっきりとした香味と辛味が特徴ですが、こちらは東ヨーロッパ原産で、いわゆる日本の「わさび」とは異なる植物ですが、市販されているチューブわさびは主にこちらの西洋わさびを使用しています。そこで、西洋わさびと区別するために日本原産のわさびを敢えて「本わさび」と呼びます。

本わさびの使い方として一般的に知られているのは、まずは薬味としてです。寿司や刺身、蕎麦、鰻の白焼などには必ずと言っていいほど添えられています。薬味として本わさびを使うのであれば、わさび独特の香り・辛みを最大限に引き出す鮫皮おろしで擦るのが一番です。空気をたっぷり含ませながらゆっくりとわさびを擦ると、きめ細やかになり香りも極上です。薬味以外の食べ方としては、ツウな方が好む「わさび漬け」も本わさび独特の香味・辛味が酒粕の香りと相まってとても味わい深く、わさび好きな方にはたまらない一品です。

世界的に見てもはや「ブーム」ではなく「定番」となった寿司、和食人気。これに比例して、わさびも「Manga」等と同じく、日本文化を代表するものの一つとして世界的に認知され、その需要の高まりを受けて、より本格的なわさびを味わいたいと願う人たちも増えてきています。